野村忠宏氏、ミキハウス五輪代表に金言
リオデジャネイロ五輪を前にミキハウス所属選手の合同取材会が3日、都内で行われた。競泳の鈴木聡美(25)、高橋美帆(23)、飛び込みの寺内健(35)、アーチェリーの川中香緒里(25)、テコンドーの浜田真由(22)が、同社の木村皓一社長(71)と、GMを務める柔道で五輪3大会連続金メダルの野村忠宏氏(41)とともに登壇した。
木村社長は4月に同社所属選手に対して、金メダル獲得なら最大5000万円の報奨金を出すことを明言。総額3億円超を用意すると明言している。選手たちに「よく練習している。リオを楽しんできてほしいと本当に思っている」とエールを送ると、野村GMは「楽しんでほしいけど、社長は結果も好き。ビッグボーナスを用意して待っていると思う」と代弁。絶妙の“金言”で選手のモチベーションを上げた。
鈴木は山梨学院大から出場したロンドンで銀1つ、銅2つを獲得。2013年に入社後は初の五輪となる。「(ロンドンから)自分と向き合った4年間だった」と振り返り「個人的には100メートル平泳ぎで1分5秒前半を目指したい。そうすれば金メダル争いができる」と青写真を描いた。
また、昨年の世界選手権優勝の浜田も「金メダルだけを目指して頑張る」と宣言。4大会連続、5度目の五輪出場となるベテラン寺内も「飛び込み界で日本人第1号メダリストになりたい」と悲願達成を誓っていた。