リオ五輪で初の難民選手団 希望のシンボルに

 【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)が3日、初の試みとして8月のリオデジャネイロ五輪に特別参加する難民のチーム「難民五輪選手団」の選手10人を発表した。バッハ会長は「故郷を失い、国旗や国歌がなくてもチーム全員が五輪で希望のシンボルになる」と意義を強調した。

 10選手の半分は内戦による長期混乱が続く南スーダンから選ばれた。その1人、陸上女子800メートルのローズ・ナティケ・ロコニエン選手(23)は幼少期に家族とともに戦火を逃れ、ケニアのカクマ難民キャンプに到着した。

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