高平慎士、予選落ちで引退も示唆
「陸上・日本選手権・第2日」(25日、パロマ瑞穂スタジアム)
男子200メートル予選が行われ、08年北京五輪男子400メートルリレー銅メダルメンバーの高平慎士(31)=富士通=は21秒21で2組の6位に終わり、予選落ちした。
4大会連続の五輪出場を逃し、「(現役を)退くときは近づいてる。来季になるのか、今季になるのか、この試合が最後になるのかわからないけど」と引退も示唆した。
藤光や飯塚ら高いレベルの争いについていけず、「情けない。これでは世界とは戦えない」とポツリ。前日には男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が第一線を退く意向を示したばかりで、「世代交代というのはある。昨日の室伏さんもそうだし、(競泳の)北島康介選手も引退して、どこの世界でもこういうことが起こるのがオリンピック」と涙ながらに話した。
五輪では3大会連続でリレーメンバーに入り、いずれも入賞を果たしていた。