桐生期待受け止める 壮行会に600人

大学の壮行会に参加した(左から)土江コーチ、桐生、ウォルシュ=東洋大・白山キャンパス
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 陸上男子100メートルでリオデジャネイロ五輪代表に決まった桐生祥秀(20)=東洋大=が28日、都内の東洋大白山キャンパスで行われた壮行会に出席。壇上で「リオ五輪では決勝に残れるように。日本人初の9秒台も視野に入れて一生懸命走りたい」とあらためて意気込んだ。

 情報の伝達速度も“日本最速級”だ。25日の日本選手権で五輪切符をつかみ、壮行会開催の周知が行われたのは27日からの2日間のみ。それでも学生ら600人が集まり、応援団からのエールが行われ、寄せ書きが贈られるなど、期待の大きさをうかがわせた。

 「こういう会があるってことが、世界選手権と五輪は違う」と期待の大きさをガッチリと受け止めた桐生。日本選手権では3位に終わり珍しく涙を流したが、「振り返ったら終わり。(7月に)ヨーロッパで試合もあるので次に失敗しないように」と前を向いた。

 五輪本番はキャンパス内でのパブリックビューイングも開催予定。「日本選手権ではいい走り見せられなかったので、五輪では自分の走り見せたい」と、夢舞台での9秒台突破へ鼻息を荒くした。

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