山県「9秒台目指す」 2度目の舞台へ意気込み

 陸上男子100メートルでリオデジャネイロ五輪に出場する山県亮太が30日、東京都内で所属するセイコーホールディングスの壮行会と記者会見に臨み「日本人初の9秒台と決勝進出を目指す」と表情を引き締めた。

 2012年ロンドン五輪は準決勝で敗退。「硬くなってしまったので、競り合いでもそうならないようにしたい」と課題を挙げた。2度目の大舞台で9秒台か決勝進出のどちらかを果たせば、所属先から特注の時計をプレゼントされるという。集まった社員からは手拍子に合わせて「世界で駆けろ、世界で9秒台」とエールを送られ、山県は「照れますね」と目尻を下げた。

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