錦織圭、逆転で2年ぶり3回戦進出
「テニス・ウィンブルドン選手権」(30日、ロンドン)
男子シングルス2回戦で、世界ランク6位の第5シード、錦織圭(26)=日清食品=は同547位のジュリアン・ベネトー(34)=フランス=と対戦し、4-6、6-4、6-4、6-2で勝利した。4回戦まで進んだ14年以来、2年ぶりの3回戦進出を果たした。降雨のため1日順延された試合で第1セットこそ落としたものの、逆転でものにした。ウィンブルドンでは10勝目。センターコートでは初勝利となった。3回戦は世界ランク42位のアンドレイ・クズネツォフ(25)=ロシア=と対戦する。
ベネトーはけがによる離脱でランクを落としてしまったが、最高位は25位ともともと実力のある選手。第1セットはお互いにサービスゲームをキープしていたが、4-5で迎えた第10ゲームで錦織にミスが出てブレークを許し、第1セットを落とした。
第2セットは3-3からの第7ゲームでブレークに成功。このリードを守ってセットカウントを1-1に戻した。
第3セットは1-2から2つのブレークを含む4ゲーム連取で一気に流れをつかんだ。第4セットも第1ゲームでいきなりブレークに成功し流れをつかむと、第5ゲームもブレーク。6-2で危なげない試合運びで試合を決めた。
ベネトー戦は前日29日に行われる予定だったが、降雨のため順延になり、1回戦から中2日での試合となった。痛めている左脇腹も心配されたが、無事に勝ちきった。