「ラシンク・ニンジニアＲＫＢレディース・最終日」（１５日、福岡ＣＣ和白コース＝パー７２）

　女子ゴルフ、ステップアップツアーの今季開幕戦で、首位から出た１６歳のアマチュア新垣比菜（沖縄・興南高）が４バーディー、５ボギーの７３で回り、通算イーブンパーで優勝した。アマチュア選手の同ツアー優勝は高橋恵、堀琴音に続く史上３人目。４打差の２位に柏原明日架と吉野茜が入った。

　５メートル以上の強風が吹き荒れる中で９番から３連続ボギーをたたいても、１６歳は落ち着いていた。ミドルの１５番（４０８ヤード）で残り１７０ヤードの第２打を５番アイアンで１・５メートルにつけてバーディー。「そこからしっかりいけました」と、１７番（３７２ヤード）でもバーディーを奪った。

　この日は母・純子さんの４７歳の誕生日。朝ＬＩＮＥ（ライン）で「誕生日おめでとう」と送ると、沖縄の母から「ありがとう。頑張ってね」と返信があったという。「優勝をお母さんに伝えたい。いい誕生日プレゼントになったと思います。この優勝を今後につなげていきたいな」と、初々しく笑った。