室田淳、60歳シニアVに満足せず

60歳以上の最上位者賞「グランドシニア賞」も受け取る室田淳(左は池森賢二ファンケル社長)
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 「ファンケルクラシック・最終日」(23日、裾野CC=パー72)

 首位で出た室田淳(60)=サメジマコーポレーション=が4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばし、通算14アンダーで2位に5打差をつけ、6月のスターツ・シニアに続くシニアツアー今季2勝目、同通算14勝目を挙げた。この大会は2006、07年に次ぐ3度目の優勝。

 室田は優勝賞金の1500万円のほかに、60歳以上の最上位選手に贈られる「グランドシニア賞」の300万円も受け取った。

 7月26日に還暦を迎えたが、その時はレギュラーツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンで上位争いを繰り広げていた。それでも優勝会見では、「60歳は新たな気持ちにもなる。アスリートとしての限界も見えてきたし、引き際とかも考える。楽しさがある一方で寂しさもある」と、プレーぶりとは裏腹に憂いも感じさせた。

 一方で、今後については「レギュラーツアーで最終日まで頑張り、優勝すること」と明確な目標を掲げた。ちなみにレギュラーツアーでの最年長優勝記録は尾崎将司が持つ55歳7カ月29日。室田はそれをはるかに上回る還暦超えでの達成を本気で狙っている。

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