宮里藍、目標は五輪よりまず1勝
女子ゴルフの宮里藍(30)が20日、東京ビッグサイトで開催中の第50回ジャパンゴルフフェア2016に初参加し、今季の目標に2012年以来の米ツアー優勝を掲げた。
宮里が久々に明るい“藍ちゃんスマイル”を見せた。昨季は米ツアーで賞金ランク77位と苦しみ、出場した国内ツアー4試合もすべて予選落ち。暗い表情を見せることが多かっただけに、今季は相当な手ごたえを感じていることをうかがわせた。
自信の源は用具契約先のブリヂストンスポーツが開発した新ボールのツアーB330Xと新ドライバーJGR。今季は開幕戦から2試合に出場して、順位こそ54、53位ながら予選を通過。「手ごたえを感じた2戦だった。ギアの進化というものを実感した。特にボール。風に強く距離感が出て止まってくれる。高さも出ている。私がプロになって一番のボールですね。ドライバーも超いいです」と話した。
ただ、8月のリオ五輪については、現在の世界ランクが162位とあって、前向きな発言はなかった。「現状は厳しいので、自分の目標はそこにはないかなというのが本音です。2020年の東京も遠く感じますね。見られたらいいなという感じです」。まずは目先の1勝。宮里は足元を見つめて歩みを進める。