青木功がJGTO新会長就任
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は4日、都内で社員総会、理事会を行い、海老沢勝二前会長(81)の退任と青木功(73)の新会長就任を決めた。任期は2年。副会長には宮里優作、松井功PGA相談役ら4人が就任した。
就任のあいさつに立った青木は「こういうあいさつは難しい」と前置きしてから、重責を担う意欲を口にした。
「私に託されたものはさぞかし重いんだろうなと思うが、それをできるようにするのが自分であり、周りで支えてくれる人たち。男子ゴルフがまた隆盛を迎えるため、スポンサーやいろいろなところに伝えていきたい。ただゴルフだけやってきた人間ですから難しいかもしれないが、選ばれた以上、ゴルフに恩を返す、還元したい気持ちで、いい機会だから、ゴルフ界のためにやっていきたい」
◇青木功(あおき・いさお)1942年8月31日、茨城県我孫子市出身。14歳でゴルフと出会い64年プロ転向。71年関東プロで初優勝。80年全米オープンでは優勝したジャック・ニクラスと死闘を演じ準優勝。83年ハワイアンオープンで日本人初の米ツアー制覇。89年コカコーラクラシックで優勝し日米欧豪4ツアー制覇。通算85勝(国内57勝、海外7勝、国内シニア9勝、海外シニア9勝、海外グランドシニア3勝)。04年世界ゴルフ殿堂入り。13年日本ゴルフ殿堂入り。15年旭日小綬章受賞。180センチ、80キロ。血液型B。チエ夫人。