「男子ゴルフ・ミズノオープン・第３日」（２８日、ＪＦＥ瀬戸内海ＧＣ＝パー７２）

　７位から出た小平智（２６）＝Ａｄｍｉｒａｌ＝が１イーグル、４バーディー、１ボギーの６７で回り、通算９アンダーで首位と３打差の６位に浮上した。

　前半２番パー５、残り２２５ヤードの第２打をピン１０メートルに付け、ねじ込みイーグルを奪い乗った。後半１７、１８番も３メートル以内を沈めて連続バーディー締め。「パターですね。パターに自信が出て、組み立てが変わってきた。今までは必死にピンのそばを狙ったけど、今は乗っとけばというのがある」と力を込めた。

　ショットメーカーは今オフから、ずっと課題のパットの改良に取り組んだ。「ショットと同じで球を何球も打つこと」と、１日２～３時間も打ち続けたこともある。

　首痛で前週の関西オープンを欠場し、復帰戦。「今はゴルフが楽しくて当たり前にゴルフができることが幸せ」と、プレーする喜びに満ちあふれている。昨年の日本オープン優勝で全英オープン出場権はすでに獲得しており、狙うはツアー４勝目。「金庚泰さんとの差も縮まった。バンバン、バーディーを取って優勝する気持ちで」と気合十分だった。