高倉健が男泣き 富山刑務所を訪れ

 俳優・高倉健(81)が26日、富山県富山市にある富山刑務所を表敬訪問した。

 25日に公開された6年ぶりの主演映画「あなたへ」で同所に務める刑務官を演じた高倉。物語のスタート地点に戻り、思わず男泣きした。

 富山刑務所はいわば「あなたへ」のスタート地点。高倉が演じた刑務官・倉島英二が亡くなった妻・洋子からの手紙を受け取り、長崎・平戸まで旅することを決意する場所だ。全国9050キロを旅した最初の地方ロケの場所でもあった。二重の意味でのスタート地点に戻ってきた高倉は、高揚を押さえきれなかったようだ。

 高倉をよく知る関係者も人前で泣いたところは見たことがないという。「1日も早く、あなたにとって大切な人のところに帰ってあげて下さい。心から祈ってます。どうぞお元気で出所して下さい」と声を震わせながら受刑者に語りかけた。作品のテーマでもある「人を想うことの大切さ」を目に涙を浮かべながら説く高倉の姿に、約350人の受刑者も心を打たれていた。

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