帰国の北野武、ランボルギーニで帰路に
第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に最新作「アウトレイジ ビヨンド」を出品している北野武監督が7日、イタリアから帰国した。
薄手のコート、シャツ、パンツをすべてベージュでコーディネートしたさりげない大人のおしゃれファッションで成田空港に姿を見せた北野監督は、作品の現地での手応えについて「けっこう受けはよかったんだけどね」と微笑。賞の可能性については「ヤクザ映画だからね」といつも通り、クールにこたえた。
報道陣の目を引いたのは、北野監督の愛車。到着ロビーにはなんと、目にも鮮やかな水色のランボルギーニが“お出迎え”。いわずとしれたイタリアの超高級スポーツカーで、北野監督はさっそうと運転席に乗り込むと、自ら左ハンドルを運転して、都心へと消えた。
北野監督といえば、車好きで有名。記者は成田空港でスタッフが運転するロールスロイスに乗り込む姿は何度も目撃しているが、ランボルギーニは初めて。
なお、北野監督はベネチア映画祭では1997年に「HANA‐BI」で同映画祭の最高賞にあたる金獅子賞を、03年に「座頭市」で銀獅子賞(監督賞)を獲得している。
「‐ビヨンド」は3日に当地で公式上映が行われた。