故金子哲雄さん 闘病中も節約していた
10月2日に肺カルチノイドのために死去した流通ジャーナリスト・金子哲雄さんが闘病中も“金子流節約術”を貫いていたと22日、金子さんがレギュラーを務めていたフジテレビ系情報番組「ノンストップ!」が紹介した。
同番組は「在宅終末医療」を選び、東京都内の自宅で最期を迎えた金子さんの闘病生活の一端を紹介。「介護用のベッドを使わず、普段使っていたキングサイズのベッドを使用」、「酸素吸入器はリース」、「点滴は(市販の)S字フックを使用」、「車イス代わりに(車付きの)デスクチェアを使用」などと死の間際まで“金子流”を貫いたエピソードを披露した。
金子さんは病気を隠して番組出演を続けたが、共演したお笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子は「本当に優しい人でした。エレベーターで降りる時には必ず『開』のボタンを押してくれて、女性陣を全員先に降ろしてくれた」と涙ぐむ場面もあった。
なお、死の直前に書き上げた著書「僕の死に方エンディングダイアリー500日」も、この日発売された。