「R‐1」初優勝の三浦マイルドとは
ピン芸人No.1決定戦「R‐1ぐらんぷり2013」の決勝戦が12日、東京・台場のフジテレビで開催され、三浦マイルド(35)が初優勝した。薄い頭頂部をネタにしたギャグ「マイルドフラッシュ!!」を封印しての優勝。優勝賞金500万円を獲得した。審査員7人全員が三浦に投票する“完全優勝”だった。
優勝会見で三浦は、「半分は、女手ひとつで育ててくれた母に渡そうと思ってます。芸人になりたいといったときは反対されたけど、これでちょっとは認められるかな」と母に感謝した。賞金の使い途については、「寄付をしたいと思います」とも語った。
今でも週4日、時給870円で『伊藤ハム』の販売員バイトを続けている苦労人。審査員の1人、桂文枝が「哀愁があってすごくよかった」と評した三浦マイルドとはどんな人物なのか。
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三浦マイルドは1977年10月18日生まれ。本名・三浦健一。広島県出身。甲子園大学卒業。よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本社所属。大阪NSC23期生で、同期には友近、モンスターエンジン西森、ムーディ勝山らがいる。
芸名の由来はタバコの銘柄「ラーク・マイルド」からとった。R‐1は02年から出場している。未婚。家族は母。両親は小さい時に離婚した。
呉港高校時代は、柔道部に在籍していた。芸人としての受賞歴は、バッファロー吾郎が選定する「第4回 バッファロー吾郎のおもしろ大賞(通称・BGO)」の『咲くや遅すぎ賞』のみ。
芸人だけでは食べていけず、週4回、時給870円で『伊藤ハム』の販売員バイトを続けている。昨年の芸人としての年収は「見栄張って30万円ぐらいでした」とこの日の優勝会見で告白した。
なお、三浦のブログの自己紹介欄には、趣味が「飲酒」であることや、「太ももフェチ」で「ドM」であること、好きな女性タレントが「キョンキョン(小泉今日子)」であることなどが書かれている。