藤十郎ら新しい歌舞伎座に「誇らしい」
東京・東銀座に4月に開場する歌舞伎座の建て替え工事が完了し、26日、竣工式が隣接するオフィスビル「歌舞伎座タワー」で行われ、坂田藤十郎(81)、尾上菊五郎(70)、中村吉右衛門(68)、坂東三津五郎(57)ら歌舞伎俳優をはじめ、松竹や工事関係者ら120人が出席した。
式後に行われた祝賀会では、藤十郎があいさつ。「まことに、まことにおめでたい。役者にとってうれしく、誇らしいことでございます。新しい歌舞伎座の歴史をつくっていきたい」と、4月2日からのこけら落とし公演を間近に控え、期待に胸を高鳴らせていた。
歌舞伎座は1889年に開場。改築や建て替えを重ね、新しい劇場は“5代目”となる。