海老蔵、歌舞伎座公演初日で助六披露
歌舞伎俳優・中村橋之助(47)、中村勘九郎(31)らが3日、東京都中央区の歌舞伎座で「杮葺落六月大歌舞伎」(こけらおとしろくがつおおかぶき)の初日公演を行った。
第1部の幕開きの演目は「鞘當(さやあて)」。桜満開の吉原仲之町で不破伴左衛門(橋之助)と名古屋山三(勘九郎)がすれ違い際に、互いの刀の鞘が当たったことから斬り合いになるが、茶屋女房が間に入って、場を収めるというストーリーだ。様式美に富んだ歌舞伎らしい世界観に客席からは大きな拍手がわき起こった。
また、第3部では「十二世市川團十郎に捧ぐ」と題して市川海老蔵(35)が歌舞伎十八番の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」を披露した。