田端義夫さんお別れ会で“お触り”話も
4月25日に肺炎のため94歳で死去した歌手・田端義夫(本名・田畑義夫)さんのお別れ会が3日、都内のホテルで開かれ、長く親交のあった菅原都々子、こまどり姉妹、五木ひろし、杉良太郎、小林幸子、石川さゆりらが出席した。
「かえり船」「大利根月夜」といったヒット曲を持ち、「島育ち」、「十九の春」など沖縄周辺の島唄を最初に全国に広めた田端さん。祭壇は南国をイメージし華やかに彩られ、祭壇の前には、89年に受章した勲四等瑞宝章、数々の受賞トロフィーとともに、54年に購入して生涯愛用したギターが飾られた。
明るい性格で周囲を常に笑いを包み込み、誰からも慕われた人柄を表すように、追悼の会はほのぼのとした雰囲気に包まれた。艶福家としても有名で、この日も多くの女性歌手が、田端さんのあいさつ代わりだった“お触り”エピソードを懐かしそうに明かす場面もあった。
50年前に知り合い、田端さんが体調を崩す数年前まで一緒に仕事をしていたこまどり姉妹は「出会ってからずっと、顔を合わせれば“2人に挟まれて寝たい”と言ってました」と、約50年間にわたり、姉妹そろって口説かれ続けたエピソードを懐かしそうに披露。「3人で寝ることはかなわなかったけど、先生の思いは私たちには伝わってました。あの世でもモテて下さい。美人が多いでしょうから、お楽しみ下さい。きっと“よっしゃ!やるぞ!”と言ってるでしょうね」と2人で天を仰いでいた。