上白石萌音は努力家 富司純子が絶賛
女優・上白石萌音(かみしらいし・もね=15)が9日、埼玉県川口市内で主演ミュージカル映画「舞妓はレディ」(2014年秋公開)の制作発表会見に出席し“3カ国語”演技の苦労をかいま見せた。
映画は「Shall we ダンス?」などで知られる周防正行監督(56)の最新作で、津軽なまりの鹿児島弁を話す少女が舞妓さんになるために奮闘するストーリー。上白石は会見の冒頭では「よろしゅうおたの申しますぅ」とはんなりと京都弁を披露したが、アドリブであいさつを求められると「映画を楽しみにしてはって下さい…あれ、分かんない」と混乱する一幕もあった。
劇中ではさらに津軽弁、鹿児島弁のせりふもあるが、苦労している様子はまったく見せないそうで、周防監督も「萌音ちゃんに助けられてることが多い」と小さな主役に最敬礼だった。
この日は気温が40度近くにもなったが上白石は「現場は毎日楽しいです」と涼しい顔で舞妓姿でのダンスも披露した。方言以外にも日本舞踊や鳴物(なりもの=鼓などの打楽器)を習得しており、女将役の富司純子(67)は「まるで小さいときからやってるみたい。相当努力家だと思います」と絶賛した。