グループには所属せず、個性派俳優としての地位を確率し、“ジャニーズの異端児”の異名もとる風間俊介。今回は会見は行わず、ファクスでの発表となったが、ジャニーズ史上初めて、ツーショットで結婚会見を行ったカップルがいる。それは‐。

　【以下、２００７年９月２９日付け本紙より】

　「本当に幸せです」‐Ｖ６・井ノ原快彦（３１）が２８日、かねて交際していた女優・瀬戸朝香（３０）と結婚することを発表した。同夜、東京・代々木第１体育館で初日を迎えたＶ６のツアーのステージでファンに「結婚します」とメンバーやファンの祝福の中、報告した。その後、２人はジャニーズ史上初となるツーショット会見を東京・赤坂のＴＢＳで行い、紆余（うよ）曲折の中でゴールを迎えた喜びを満面の笑みで語った。

▼妊娠はなし

　グレーのジャケットにブラックジーンズの井ノ原は、壇上に上がる瀬戸の手を取りやさしくエスコート。同じくジーンズ姿の瀬戸の左手薬指には、２・８カラットのリボンをかたどったダイヤの指輪がキラキラと輝いていた。

　２人の出会いは１２年前。瀬戸が主演したドラマ「終わらない夏」での共演がきっかけだった。友人期間を経て、交際を始めたが２年半で一度は破局。その後、５年間の空白があったが、２００４年のクリスマスに運命的に再会し、交際が復活した。計５年間の交際。そして、愛を深めた２人は待望のゴールを迎えることとなった。

　結婚を決めたのは昨年９月１１日。瀬戸の実家にあいさつに行った帰りに、東名高速を走る車のハンドルを握っていた瀬戸に「結婚してください」とプロポーズ。一瞬、驚いた瀬戸だが、すぐに「分かりました」と受け入れた。

▼披露宴したい

　婚約指輪をこの会見前日の２７日に渡したという井ノ原は「笑顔で帰ってくるというのを決めたい。けんかをしてもひきずらないで、けんかもしながら幸せに暮らしていけたら」と細い目をさらに細めてニコリ。瀬戸も「本当に幸せ。再会に運命を感じた。彼は温かい頼れる人」と幸せオーラをふりまいた。

　すでに１年前から一緒に生活を始めていることも明かし、井ノ原は瀬戸の手料理も「何でもおいしい」と早くも大のろけ。妊娠はしていないが、２人は顔を見合わせ、「３人いれば楽しいかな」と口をそろえた。

▼瀬戸の誕生日　１２・１２入籍も

　挙式や披露宴の予定は未定だが「できたらいいな」（井ノ原）と説明。婚姻届は「２人のタイミングを合わせて出したい」とし、瀬戸の誕生日の１２月１２日を視野に入れて提出する見込み。瀬戸は今後も女優業を続けるが、「彼を支えながら笑顔の絶えない家庭を築きたい」とほおを上気させていた。

〈一問一答〉

　‐出会ったきっかけ、印象は？

　井ノ原「１９歳のころ。ドラマで知り合いました。彼女は主演で『わー、瀬戸朝香だ』みたいな感じでした。

　瀬戸「今でも変わってない。笑顔がすてきでさわやかな印象です」

　‐車の中でプロポーズ、答えは？

　井ノ原「人がびっくりするとはああいう顔をするんだなと。頭が真っ白になってたみたいですね」

　瀬戸「その時のこと覚えてないんですよ。彼が運転してて、私が交代したばかり。本当に突然で、びっくりしすぎて、とにかくパーキングエリアに入って。たぶんその場で返事したと思います」

　‐予感は？

　瀬戸「まったくなかったです」

　‐結婚を意識して付き合ってた？

　井ノ原「ぼくはそうです。この年になって自由に行動して、昔見えないものも見えてきて。『彼女を幸せにしたい』と思いました」

　瀬戸「再び付き合うようになって運命的なものを感じました。本当に温かい人で、いつも励ましてくれる、頼れる人です」

　‐コンサートで発表したのは？

　井ノ原「まず、支えてくださったファンの方に、できるだけ多くの方に報告したいと思いまして。メンバーも『それがいい』と言ってくれました。『ありがとう』って言ってくれて、本当にＶ６のファンは世界一です」

　‐どんな家庭に？

　井ノ原「２人で力を合わせていきます」

　瀬戸「笑顔の絶えない家庭にしたい」