参院選東京選挙区に無所属で出馬している俳優の山本太郎氏(38)の事務所は20日、公式ホームページ（ＨＰ）で、選挙運動に関するメールを受信者の同意を得ないまま送信していたとして19日に停止したネット選挙運動「１００万人メールメール大作戦」の再開を発表した。

　午後２時すぎ、「セキュリティ対策と公職選挙法上の課題をクリアした新しい『メールメール大作戦』を再開いたします」と報告。陣営関係者は、「なんとか再開にこぎつけた」と話した。

　問題となったのは、18日に開始したＨＰに友人・知人のメールを書き込んでもらう「‐メール大作戦」。紹介された人に本人の同意を得ないまま、選挙運動のボランティア募集などのメールを送信していたため、公職選挙法に抵触する恐れがあるとの指摘を受けた。また、送信先のメールアドレスと氏名が、ＨＰ上で外部から閲覧できる状態になっていた。陣営は19日にＨＰで謝罪、20日午前３時ごろにもあらためてＨＰで謝罪文を掲載した。

　ネット選挙を解禁した改正公職選挙法は、候補者側がメールを送れるのは、送信を要望するか、同意した人に限っている。