里見初段が女性初の奨励会二段に昇段

 将棋の里見香奈初段が29日、大阪市の関西将棋会館で行われた奨励会の例会で2連勝し、二段への昇段を決めた。女性が奨励会二段の資格を得るのは史上初。

 里見初段は同日の例会で、1局目に桝田悠介二段を、2局目で倉谷将弘2級を破った。最近16局の成績を12勝4敗となり、二段への昇段規定をクリアした。

 里見初段は2004年に女流2級として女流プロ入り。鋭い終盤の寄せを武器に「出雲のイナズマ」の異名を取った。08年11月、倉敷藤花のタイトルを獲得し、史上3位の若さで女流のタイトルホルダーとなった。その後女流三冠となり、2011年5月に奨励会に入会。12年1月に初段に昇段していた。

 同年には史上最年少で女流四冠に輝くと、今年4月に女王のタイトルも奪取し、史上初の女流五冠に。6月の女流王位戦で甲斐女流四段に敗れるまで、タイトル戦14連勝という圧倒的な強さを誇った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス