発声不安の鬼龍院翔、桑田からヒント
かねてから発声に不安を抱いていたゴールデンボンバーのボーカル鬼龍院翔が、サザン・桑田佳祐の「C調言葉に御用心」の歌唱に大きなヒントを得た。
1、2日の武道館公演を前に、1日未明の公式ブログに弾むように書き込んでいる。
ヒントは直接受けたのではなく、先日サザンが音楽番組の「ミュージックステーション」に復活出演した際の、コブクロ・小渕健太郎の打ち明け話で。
小渕は発声障害から一時活動を休止していたが、その際「C調言葉に御用心」を聞いて桑田が歌う時の息の量の少なさに気付いたという。
鬼龍院も発声に悩み続けてきた。昨年11月には「うまく歌えないから」との理由でソロ公演を延期した。8月に上咽頭炎を患った際、無理して歌い続けたため発声に癖がつき、声帯に異常がなくなってからもうまく歌えない状態になったという。
公演はできるようになった今も、不安は消しきれない。「明日は武道館って考えると落ち着かない…」と、1日未明のブログでここしばらくの心の揺れ方を語った。
「ちょっと最近歌のことについて考えすぎじゃないかというくらい考えてる」。そんな折から先の小渕の話をネットで見て、あらためて「C調言葉に御用心」を聞いてみた。
「そう、実は息の量って全然いらないんだよね。声も全然大きくなくていい、小さくていい、僕も不調後お医者さん兼ボイトレの先生にそう何度も教わっていたのですが なかなかこれが実行できないんですよね何故か」
しかし「C調言葉に御用心」で桑田の歌唱を確認すると、確かに声の量は少なかった。「やっぱりもっとリラックスしていいんだなぁと思えました」
いわば歌唱道における名人・桑田の秘術を小渕が習得、そして今度は鬼龍院が…免許皆伝の日は近い。