山本太郎氏、1年間離婚隠しを謝罪

 昨年5月に18歳年下の一般女性Jさん(当時18)と交際1カ月で結婚した山本太郎参院議員(38)が6日、参議院会館で議員として初の会見を開き、昨年8月に離婚していたことを明かした。また昨年12月の衆院選で、「母と妻と3人暮らし」と説明するなど、離婚を隠していたことに、「元妻を守るためだった。(有権者に対して)罪の意識を感じます。本当に申し訳なかった」と謝罪した。慰謝料200万円を一括で支払ったという。

 山本氏はプロサーファーの資格を持ち、ボランティア活動にも熱心だったJさんと昨年5月25日に交際期間1カ月で電撃結婚。結婚1週間後には、義父がJさんになりすましてブログを更新するなどの問題が発覚し、両家を巻き込んだトラブルに発展。8月24日に協議離婚が成立した。

 山本氏は会見の冒頭、「山本太郎は黙っていたことがありました。離婚していました」と神妙な面持ちで報告。昨年12月の衆院選や今年7月の参院選では離婚を隠し、Jさんと山本氏の母と3人で暮らしていると思われる発言をしていたことについては、「元妻を守らないといけなかった。小さいときから(親から)虐待を受けていたんですね。また家庭環境に引き戻されてしまえば、安全のリスクが高まる」と説明。Jさんの身を守るためには「10年でも20年でも黙っていたかった」と話した。

 離婚原因については「原因は僕にある」ときっぱり。「家に帰れるのが月に1~3度。若い女の子が描く結婚生活とはほど遠かった。もっと甘い時間が必要だった」と脱原発の活動などで日本中を飛び回っていたため、一緒にいる時間がなかったことなどを挙げた。結婚生活1カ月後の昨年6月の終わりには、元妻から何度も「つらい、しんどい」と言われ、離婚話が出るようになったという。

 会見では、トラブルとなった義父には、Jさんの身の安全を守るため、離婚を知らせていないことも明かした。また、離婚はしているが、Jさんは山本姓を名乗っており、本籍も山本氏の実家にあるという。

 昨年8月に協議離婚が成立。慰謝料については「金額は200万円です。そのとき出せる金額です。一括です」と話した。

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