宮本亜門氏 相次ぐ舞台中止に懸念

 演出家で劇作家の宮本亜門氏(55)が15日、横浜市内で行われた舞台「iSAMU 20世紀を生きた芸術家イサム・ノグチをめぐる3つの物語」(15~18日、横浜市の神奈川芸術劇場、21~27日、渋谷区のパルコ劇場、30日、香川県サンポートホール高松)の通しげいこに出席し、相次ぐ舞台中止について、代役の必要性を説いた。

 土屋アンナ(29)主演の「誓い~奇跡のシンガー~」や穂のか(24)がヒロインを務める予定だった「タクシードリーマーズ~あったかハートに夢のせて~」が公演中止となったが、直接の原因はそれぞれに代役を立てられなかったこと。宮本氏は「海外では必ずアンダースタディー(代役)がいるんですが、日本ではいないんですよ。だから今まで(公演が)よく中止にならなかったなと思います」と問題点を指摘した。

 出演者に頼る形での公演には常々不安を感じていたようで「体調管理も含めて、役者さんは本当に大変」と現場の苦労を代弁した。公演中止は演劇そのもののイメージダウンにもつながるだけに「舞台関係者はみんな心配してますよ」と本音をこぼしていた。

 舞台は俳優・窪塚洋介(34)が、実在した芸術家イサム・ノグチの半生を演じる。宮本との初タッグに「短い芝居ですが、濃縮された仕事ができたと思います」と充実感をにじませていた。

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