スクープされた小枝ナイトスクープ卒業
タレント・桂小枝(58)が、1988年の番組発足当初からレギュラーを務めていたABCの名物番組「探偵!ナイトスクープ」(関西地区は金曜、午後11・17)を9月いっぱいで“卒業”することが5日、分かった。
関係者によると、今年3月に放送開始から丸25年を迎えた同番組が、今年10月の番組改編を機に“探偵役”のキャスト若返りを図るものだといい、小枝をはじめ松村邦洋(46)、長原成樹(49)の3人が卒業する。6日午後に同局で行われる今月27日放送分の収録内で発表される。
同番組は、初代・上岡龍太郎探偵局長体制で88年にスタート。視聴者からの謎や疑問を、探偵役のタレントが笑いあり、涙ありのリポートを展開するバラエティー番組で、小枝は番組発足当初から探偵役のエース格として活躍してきた。
番組冒頭の探偵紹介の後に小枝が「しかし、まあ、なんですねえ~」と小話を始めるのが定番スタイルに。リポートでは「小枝の小ネタ集」「パラダイスシリーズ」など数々の伝説的な爆笑リポートを生み出してきた。
同番組は深夜帯の放送にも関わらず98年に番組史上最高の視聴率32・2%を記録した人気番組で、現在も20%前後の高数字をキープ。小枝は01年に2代目・西田敏行探偵局長体制となって以降も番組を支えてきた。
一方で、小枝は今年5月に一部週刊誌で、体にプリンを乗せてたわむれる写真とともに過去の不倫を“プリン不倫”として報じられた経緯がある。ただ、関係者は今回の卒業との因果関係について「スイーツを使った週刊誌報道とは関係ありません」と否定した。
いずれにしてもナイトスクープの代名詞的存在だった小枝が6日のラスト収録で、25年の“探偵家業”にどう幕を下ろすのか注目される。