NHKで愛之助が「半沢」ドキドキ話
平成最高の高視聴率を記録したTBS系ドラマ「半沢直樹」でオネエキャラの金融庁検査官・黒崎を熱演した歌舞伎俳優の片岡愛之助が27日、NHK「スタジオパークからこんにちは」(月~金曜、後1・27~2・00)に生出演。「半沢」トークをたっぷり披露した。放送が終了したとはいえ、NHKで民放ドラマを大々的に扱うのは異例。愛之助が「いいんですか、NHKで」と心配する場面もあった。
愛之助はNHKで放送中のドラマ「ガラスの家」(火曜、後10・00)に出演中。
この日の「スタジオ‐」は冒頭から半沢一色。22日の最終回で平均視聴率42・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した「半沢」について、伊藤雄彦アナウンサーから「愛之助さんといえば、社会現象ともなった『半沢直樹』。他局ですけれども」「最終回の視聴率が42%。平成に入ってからはドラマではナンバーワンということで、“倍返し”という言葉も…」と質問攻め。
伊藤アナに乗せられ、黒崎の名セリフ「潰すわよ」とオネエ口調で披露した愛之助は、「いいんですか、これ?NHKで」と民放ドラマの“宣伝”に心配顔。伊藤アナが「大丈夫です、社会現象になってますので」と返すと、思わず苦笑いしていた。
また、「半沢」で印象的なシーンを聞かれた愛之助は「潰すわよ(のシーン)」と明かし、にやり。「相手の股間をグッと……あ、大丈夫ですか、“股間”とか(NHKで)言って」とドキドキ発言を連発し、笑わせた。
この“名物シーン”について、「なかなか、男子が男子の股間を握ることって、ないじゃないですか。それに、(股間に)当たると、痛いんですよ。(それが)分かるから、どうしても思い切り握れないんですよ。この人、痛いんだろうな、って。最初は戸惑いながらでした」とユーモアをまじえて解説。スタジオは笑いの連続となった。
また、「ぼくね、悪役とか、(半沢の)敵役とか言われますけど、黒崎は何にも悪いことしてないんですよ、まじめに仕事をしてるだけなんです」と“悪人”報道されがちな黒崎を擁護。「よっぽど半沢の方が悪いですよ、物(証拠資料)隠したりして」と話すと、再び大きな笑いが起こっていた。
この日の「スタジオ‐」で半沢トークが展開されたのは冒頭から約15分。愛之助が出演する「ガラスの家」の宣伝を兼ねての番組出演だったが、NHKといえども社会現象となった半沢人気を見過ごすわけにはいかなかったようだ。