堺雅人 新ドラマはあの名セリフに便乗
「半沢直樹」で一躍時の人となった俳優・堺雅人が主演するフジテレビ系ドラマ「リーガルハイ」(9日スタート、水曜、後10時)の制作発表が3日、都内で行われた。堺は、「半沢」の“御利益”狙いで身体を触られる現象が起きていることを告白。また、「リーガル‐」には「やられなくてもやり返す」と、明らかに半沢の名セリフ「やられたらやり返す」を意識したセリフがあることが分かった。
最終回に42・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、社会現象を巻き起こした「半沢直樹」の次のドラマとして注目を集める「リーガル‐」。最終回(9月22日放送)の余韻もさめやらぬ中、堺主演の新たなドラマが9日から始まる。
この日の会見では、司会の西山喜久恵アナウンサーが「やられてなくてもやり返す」というセリフが劇中にあることを明かし、“倍返し”の堺雅人、と紹介された。
堺は照れ笑いを浮かべながら「銀行員時代(※半沢)に培った全てを、この作品で台無しにしたいと思います」とあいさつ。気持ちも新たに取り組む意気込みを見せた。
堺の“脱・半沢”宣言にもかかわらず、周囲は何とか世紀の大ヒットドラマに“便乗”しようと躍起。共演の田口淳之介が「勢いのある堺さんに乗って……」と口火を切ると、岡田将生が「今勢いのある堺さんに乗って、やられたらやり返す、をやっていきたいです」とノリノリで続いた。
堺は、撮影現場で「隣のスタジオの監督さんに、『ツキ』がどうのこうの…と身体を触られました」と、高視聴率ドラマにあやかりたいスタッフから“御利益”狙いで身体を触られたことを告白。「ツキの残ってない身体で頑張ります」と笑わせた。
また、「半沢」をパロったようなセリフ「やられてなくてもやり返す」について、堺は「監督は、『半沢直樹は、見ていない、“たまたま”似たセリフになってることにしてくれ』と言ってました」とフォローしていた。
「リーガルハイ」は偏屈で毒舌な上に、気分屋で超わがままだが、訴訟で負けたことのない古美門研介(堺)と社会正義の使命に燃えるが、かたくなで融通の利かない黛真知子(新垣結衣)のでこぼこコンビが織りなすコメディ。
出演はほかに、小雪、松平健ら。