鉄人タモリ 白内障で休養
30年超にわたり、平日昼の帯番組を生放送で続けてきた“鉄人”タモリ。夏休み以外では、急病などで番組に穴を開けることもなく、長寿番組を支えてきた。2009年には、白内障と人間ドックのため、8年ぶり3度目の特別休暇を取り、話題になった。
【以下、2009年7月11日の本紙より】
タレント・タモリ(63)が10日、司会を務めるフジテレビ・関西系のバラエティー「笑っていいとも!」(月~金曜、正午)を来週1週間休むことを番組内で発表した。目の白内障の手術と人間ドックで検査を受けるためで、夏休み以外では、01年11月にゴルフボールを左目近くにぶつけられる事故に遭って以来、8年ぶりの番組休暇となる。
番組では代打の司会は置かず、それぞれの曜日のレギュラーが「テレフォンショッキング」やコーナー司会を務める。 82年の番組スタートから27年間。単独司会者による生放送の長寿番組としてギネスブックにも認定されている番組をほとんど休むことのなかった“鉄人”タモリが、1週間の休暇を取ることになった。
番組終了直前にフジテレビの平井理央アナウンサー(26)が「タモリさんは来週お休みします」と伝えると、観客は「え~」の大合唱。草なぎ剛(35)ら共演者も事情を知らずに「バケーションですか?」と尋ねたほどだ。 ザワつく周囲をよそに、当のタモリはいつもの軽い調子でおなかや胸を指し示しながら「徹底的な人間ドック、全部やる。あと白内障の手術でね」とサラリと説明。心配をかけたくないのか、詳しい状況などは説明せず、そのままエンディングになだれ込んだ。
タモリは95年までは毎年、夏休みを取っていたが、それ以外で休んだのは船舶免許取得のため(95年)とゴルフ中に同伴プレーヤーの打球が左目付近に当たったとき(01年)の2回だけ。8年ぶりの“特別”なお休みということになる。
同局によると、特に代理の司会者を置かず、香取慎吾(月)、中居正広(火)、爆笑問題(水)、笑福亭鶴瓶(木)、関根勤(金)ら曜日別のレギュラーメンバーが各コーナー司会を務める。直々に来週の「テレフォンショッキング」を頼まれた関根は「どきどきしちゃうな」と緊張感をあらわにしていた。
なお、レギュラー番組では、やはり生放送の17日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」は休んで竹内由恵アナが1人で担当。同「タモリ倶楽部」とフジテレビ系「エチカの鏡」は収録ずみのため影響はないという。