宮本信子の演技にクドカンが感服
朝の連続テレビ小説「あまちゃん」にヒロイン・アキの祖母役で出演した女優・宮本信子が23日、NHKの「ゆうどきネットワーク」(月~金曜、後5・10)に生出演。脚本を担当した宮藤官九郎が、演技を超えた宮本の芝居に、思わず「こんな台詞(セリフ)書いた?」と台本を読み返したことが明らかになった。
宮藤はVTRで登場。最終回での春子(小泉今日子)らの合同結婚式での夏ばっぱ(宮本)のスピーチのシーンについて「あまりにもすごい説得力だから、『あれ、オレ、こんなセリフ書いたかな?』と思って、全部台本読み返した」と驚いたことを明かした。
自分の書いた脚本とは別物に思えたほどの宮本の演技。台本を読み返したところ、一字一句「台本通りだ!」ということに気づき、「(演技で)オレの足りない言葉を足してくれてたんだな、と思って。今まで経験したことのない感じですね」と感服していた。
宮藤の言葉を聞いて、宮本は「夏ばっぱ、すっごくうれしいです」と顔をほころばせ、「もう1回、(夏ばっぱの)カツラかぶりてえ~なぁ、って感じです」と夏ばっぱになりきって話し、笑顔を見せた。
また、ヒロインを演じた能年玲奈からも「私も宮本さんのような女優さんになりたいと思っています。今はまだ、100年早いなあ、と思っているので…それまで頑張って…粛々と…宮本さんみたいになりたいと思っています」とVTRでメッセージが届き、宮本は「(能年さんは)無垢でがむしゃらで…このまま順調に育ってほしい」と目尻を下げていた。