観客賞に「レッド・ファミリー」
「第26回 東京国際映画祭」の観客賞授賞式が25日、都内で行われ、韓国映画の「レッド・ファミリー」が同賞に選ばれた。
イ・ジュヒョン監督(36)の長編デビュー作で、普通の家族を装い韓国で暮らす北朝鮮のスパイチームの姿を描く。エグゼクティブ・プロデューサー、原案、編集は、「嘆きのピエタ」で昨年のヴェネチア国際映画祭・金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督(52)が務めた。
授賞式に出席したイ・ジュヒョン監督は「あまりにもうれしくて胸が詰まっている」と感激。主演女優のキム・ユミ(33)も「一番意味のある賞。今後はこの日をカレンダーにチェックして、毎年お祝いしたいです」と笑顔で語っていた。