チェン・カイコー監督 倍返しで恩返し
「第26回東京国際映画祭」のクロージングセレモニーが25日、都内で行われ、審査委員長を務めた中国のチェン・カイコー監督(61)は総評を述べた。
同監督は「最後に新しく覚えた日本語を送ります。『倍返しだ』」と、大ヒットしたTBSドラマ「半沢直樹」のセリフを引用して締めくくった。スムーズな運営に恩返しをしたい気持ちの表れで、まさかのセリフに会場は爆笑に包まれた。
最高賞の「東京サクラグランプリ」は「ウィ・アー・ザ・ベスト!」(スウェーデン)、審査員特別賞は「ルールを曲げろ」(イラン)、最優秀監督賞は「馬々と人間たち」(アイスランド)のベネディクト・エルリングソン監督、最優秀男優賞は「オルドス警察日記」(中国)のワン・ジンチュン、最優秀女優賞は「ある理髪師の物語」(フィリピン)のユージン・ドミンゴがそれぞれ獲得した。