みの 「これが今の日本、世の中だ」

都内のホテルで記者会見を開いたみのもんた
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 次男が窃盗容疑で逮捕され、TBSの報道2番組を降板したタレント・みのもんた(69)が26日、都内のホテルで記者会見を開き、「父にも責任がある」と降板を決意した理由を説明した。当初は「親の責任ではない」と主張。視聴者や世論の反発を招き、降板につながったが、この日の会見では、「やめろという風潮」さえなければ、番組を続けていたとも発言した。

 会見の終盤、「(番組を)やめなければいけない風潮が収まっていれば、やめなかった?」と聞かれると、「もちろんです」と即答。次男の逮捕に関係なく、番組出演を継続したかったことを改めて訴え、「(世論やメディアが)過剰だとは思わないけど、これが今の日本、世の中だ」と持論を展開した。

 続けて「(この風潮がなければ)騒動が収まったら出るつもりだったか」と質問されると、「いえ、出ません」と意味ありげにニヤリ。一呼吸おいて、「収まった上に、『出てほしい』と求められたら」とみのらしく切り返した。

 TBS「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」の降板は25日に発表された。「夢にまで見た」という報道番組のレギュラーの座。「断腸の思い」で降板を自ら申し出たと説明したみのは、この日の会見でも、この日のラジオ番組でも、芸能界引退には一切言及せず、むしろ、「成長して帰ってきたい」「ぼくは報道番組でダメなものはダメと言ってきた。これからはそれを言わせてもらうために成長したい」と発言。報道番組への返り咲きを意欲満々に誓っていた。

 なお、みのによると、番組降板を自ら申し出たところ、古巣である文化放送は「育った局で人生を吐露してくれ」と最大級の慰留。「秘密のケンミンSHOW」の読売テレビ(日本テレビ系)からも慰留されたという。

 一方で、TBSは「(降板を)快く受けていただいた」と対応をチクリと皮肉っていた。

 この日放送されたラジオでも「活字(メディア)に叩かれ、(2か月にわたる引きこもり生活で読んだ)活字(=本)に癒やされた」と自虐的に語ったみの。前回の9月13日の会見では、「日本の報道の社会って面白い。みのもんたのせがれじゃなかったら、こんなに大騒ぎにならなかっただろうな」と日本のメディアを皮肉る姿勢も見せていた。

 みのの次男は9月11日に窃盗未遂容疑で逮捕(その後、窃盗容疑で再逮捕)。日本テレビを諭旨解雇された。

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