山中教授マラソン完走 亡き恩師に捧ぐ
2012年のノーベル生理学・医学賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が27日、第3回大阪マラソンに参加し、4時間16分38秒のフィニッシュタイムで完走した。
マラソン愛好家でも知られる山中教授は、2年ぶりの参加。無事に完走したが「2年前より体力落ちてますね。しんどかった」と苦笑。沿道の応援が力になったというが、「今年の夏、柔道部の恩師を亡くしまして。奥様が2か所で横断幕を掲げてくれていて、亡くなった先生に背中を押していただいている気がしました」と、亡き恩師の力で完走できたことを明かした。
恩師は、山中教授が中学生の時に所属した柔道部の先生で「色んなことを教えて頂いた方」という。後半でバテている時に横断幕を見付けて「最期まで立派な方でしたので、あんまりぶざまな格好を見せずにがんばろうと思った」と大きな力になったと話していた。