俳優の武田鉄矢が３日、関西テレビのバラエティー番組「お笑いワイドショー　マルコポロリ！」に出演し、女優の上戸彩には最初からオーラがあったと明かした。

　番組内で武田は若い人へのメッセージとして「言葉遣いだけは技術として覚えておいたほうがいい。殴られないから」とトラブルを回避するために言葉遣いの大切さを訴えた。さらに「国語の問題ではなくオーラの問題。自分のオーラを鍛えるという意味。男にとって一番大事なのは愛嬌。それは言葉遣いから始まるオーラ」と強調。「言葉遣いひとつで伸びていく俳優さんと、落ちていくなっていうアイドル候補の子と何人もすれ違った」と長い芸能生活を元に語った。

　ＭＣのお笑いコンビ、メッセンジャーあいはらが「これまでに、素晴らしく愛嬌があってかわいげもあって言葉遣いもいい、という方は？」と質問すると武田は「上戸彩という子はね、オーラが全部にできていました」とＴＢＳドラマ「３年Ｂ組金八先生シリーズ」で共演した上戸の名前を挙げた。

　武田は「上戸彩の言葉遣いのなかで一番、この子が伸びるなと思ったのは、語る言葉に自分が入っていないということ」と説明。あいはらと桂三度が詳しく求めると武田は「あらゆる言葉遣いのなかに自分を真ん中にした言葉がない。お芝居で相当難しいことを要求されても『わたしは○○だかでらできません』って言わない。できないのは全部、未熟だからできないっていう言い方。もうちょっと待ってください、すぐできるように頑張りますと、自分をいつも二番目に説明する。一番最初に自分の事情を話すやつってオーラがどんどんあせていく」と独自の見解を述べた。

　あいはららは「芸人にはありがちな話。気をつけないと」と自戒を込めて聞いていた。