園遊会出席の由紀さおり、山本と対照的
歌手の由紀さおり(64)が6日、東京・巣鴨の高岩寺で行われた映画「くじけないで」(16日公開)のヒット祈願に出席し、先月31日に参加した天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会を振り返った。
秋篠宮妃紀子さまと歓談した際、由紀が主題歌を歌った同映画が話題にのぼったといい「妃殿下がご存じでいらして(映画の話を)おっしゃって頂いて、とても感激いたしました」とほほえみ。この園遊会で山本太郎参院議員(38)が天皇陛下に手紙を手渡ししたことが議論を呼んでいるが、由紀は「せんえつですが、CDを宮内庁の方を通じて(妃殿下に)お届けできたらと思っています」と、山本議員とは対照的な“アプローチ”方法を希望していた。
ヒット祈願では、由紀と主演の女優・八千草薫(82)が商店街を練り歩いた。
赤坂御苑で10月31日に開かれた秋の園遊会では、山本議員が、招待者の最前列に立ち、近づいてきた陛下に、「子どもたちの未来が危ないです」と声を掛け、「この手紙に実情が書いてあるので、お読みいただけませんか」と東京電力福島第1原発事故の被災状況を記した手紙を直接手渡した。手紙は、巻紙に筆で書かれていた。
前代未聞の行動に、侍従長ら関係者の顔色が一瞬凍り付いた様子がテレビカメラなどに映し出されていた。