子供ばんど、25年ぶり因縁の地でライブ
2011年に23年ぶりに活動を再開した歌手・うじきつよし(56)率いるロックバンド「子供ばんど」が、25年ぶりとなる全国ツアーを10月20日からスタートさせ、うじきがツアーへの意気込みをこのほど語った。
今年が結成40周年。今月14日には“因縁の地”である大阪(心斎橋・JANUS)でライブを開催する。
このほど大阪市内でPR活動を行ったうじきは、子供ばんどが80年のデビューから超ハイペースでライブ重視の活動を行い、8年後の88年までに通算2000回ライブを達成したことを挙げ「その2000回目のライブが大阪だった」と懐かしんだ。
同時にその年の大阪でのライブを最後に子供ばんどは活動を休止。うじきは「これを区切りにバンドは終わると思ってたし、なぜか当時のお客さんも何となく気付いてたみたいで。オレたちもお客さんも泣いた思い出のライブだったね」と振り返った。また、「実はもう、逆さに振っても何も出てこなかったほど、スッカラカンになって疲れていた状態だった」と活動休止した当時の様子を明かした。
子供ばんどは一昨年に20年以上の充電期間を経て復活。以降は単発的にライブ出演していたが、今年に25年ぶりのニューアルバム「Can Drive 55」を出したのを機に、全国ツアーを決行。
うじきは「この歳でロックやってるなんて信じられないけど、今が一番バンドの状態がいい」と言い切る。
14日の大阪ライブに向け「大阪で一旦バンドの活動が終わったってこともあって、因縁の地なんだよね。だから活動再開後の初の全国ツアーも、大阪で盛り上がってこそ!って思うよ」と語り、オールドファンにも集合を呼びかけた。
全国ツアーは10月20日の長野公演を皮切りにスタートしており、今後は大阪のほか、東京、福岡、仙台でも開催する。