ラピュタ作詞は宮崎監督作じゃない!?
スタジオジブリの新作アニメ映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督・23日公開)の西村義明プロデューサー(36)が14日、大阪市内で行われた試写会で舞台あいさつを行い、ジブリ内の知られざる“内緒話”を告白した。
主演声優を務めた女優・朝倉あき(22)と、主題歌を担当した歌手・二階堂和美(39)とともに登場した西村氏。「内緒話をしますと『君をのせて』って歌がありますよね?」と、引退した宮崎駿監督の作品「天空の城ラピュタ」の主題歌を挙げて「あれ作詞・宮崎駿って書いてあるんですけど、本当は高畑勲なんですよ」と“衝撃発言”をした。
場内がどっと沸く中、解説した西村氏によると曲の製作過程で高畑監督が歌詞にかなり“加筆”したらしく「高畑さんが筆を加えて。(サビの)『地球はまわる 君をのせて』も高畑勲です」と内情を明かし、ファンを沸かせていた。
一方で「かぐや姫‐」は製作に8年の歳月と50億円の製作費がかかっており、西村氏は「回収しないと僕のクビが飛ぶのでお願いします」とヒット祈願していた。
また、この日は歌手で現役僧侶という異色の肩書きを持つ二階堂が主題歌「いのちの記憶」を披露。高畑監督からオファーを受けた当時を「私のことを知っているなんてマニアックだなと思いました」と振り返った。初対面の際は「高畑監督が私の祖父に似ているので、写真を持って行ったらスルーされた」と苦笑いを浮かべた。
レコーディングを行った今年4月は、6月に出産した女児を妊娠しながらの録音だったことも明かし「2人、一心同体で歌いました」と語っていた。