タレントの松尾貴史が２２日、関西テレビのバラエティー番組「快傑　えみちゃんねる」に出演し、不快な目に遭わされたタクシードライバーに倍返ししたことを明かした。

　ある日、京都でドラマ撮影を終えてホテルに戻る際の夜、タクシーに乗った時のこととして話し始めた。タクシー会社を選んで乗るという松尾は「さんざん待ってやっと乗ったんです。そしたら運転手さんがルームミラー見ながら『あれやね、あんた。あれや』」と繰り返した。松尾が「あれ」呼ばわりされたことに不快感を覚えているとなおもドライバーは「えっと。松なんとかやね。松なんとか」と続けた。

　車が信号で止まるとドライバーは明かりを付けて振り返り、「あー、そや、あれやあれやあれや」と何度も“あれ”呼ばわりしたという。

　松尾は怒りが最高潮にきたそうで、ドライバーに「すいません。お金はちゃんと払いますので、おたくの会社に用事があるので、あなたの携帯電話で会社に電話かけてもらえますか」と丁寧に頼んだという。

　松尾はその会社に「運転手さんが、かわいそうでかわいそうでしょうがない。こういうことをしてはいけないと会社に教えてもらってないということは、運転手さんが何かの危険にさらされるかもしれませんよ」と告げたという。

　松尾は、同じタクシー会社でも接客態度に個人差があることを残念そうに話した。