林修氏、今年の漢字は「今」か「倍」

流行語大賞受賞の反響について語った林修氏=東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ
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 「今でしょ!」で流行語大賞を受賞した予備校講師の林修氏(48)が7日、都内で、映画「47RONIN」の公開記念イベントを行い、受賞後の反響を語った。

 今月2日の表彰式後、周囲からたくさんの花が届けられたという林氏は、「反響が大きくて驚いた」と報告。世間では冷やかしも多いといい、「小学生が『今でしょ!だ、ヒョ~』と騒ぐ。はやっているのか嫌がらせかわからない」と苦笑いした。

 今年前半に大ブレークしたワードだが、実は授業では1回しか使ったことがないと打ち明けた。講師を務める東進ハイスクールのCMではたびたび流れているものの、「09年の夏の授業で言っただけ。僕の中では、はやっていない」。ヒットの要因については、「アベノミクスが大きい。景気が回復して『今やろう!』というムードが高まった」と安倍政権の勢いに乗ったと分析していた。

 謙虚に受賞を喜ぶ林氏だが、流行語受賞だけでは満足していない。今月12日には2013年「今年の漢字」が発表される。林氏は、「僕は『今』。ほかには『倍』。アベノミクスの意味もある」と予想。今年の流行語大賞4語の一つ「倍返し」に含まれる漢字を対抗馬に挙げながら、「最後の決着が着く」と“2冠”獲得を虎視眈々(たんたん)と狙っていた。

 イベントでは、47人の美女を前に、流行語大賞受賞後、初の“授業”を開催。忠臣蔵をモチーフにした映画では、俳優・真田広之(53)演じる大石内蔵助が「Time has come」と語るシーンが登場する。林氏は、「あれは字幕では『今でしょ!』になりますね」と笑わせながら、「どこで出てくるかお楽しみ」と見どころをアピールしていた。

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