市川猿翁 京都南座公演を休演

 歌舞伎俳優の市川猿翁(74)が11日、出演していた京都・南座公演「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」を2日連続で休演した。南座によると体調不良のためで、12日以降の出演は体調をみながらになるという。

 同公演は昨年6月からスタートした、二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車の襲名披露の最終興行。猿翁は夜の部の口上に出演していた。

 猿翁は、今年1月、大阪松竹座での襲名披露公演を風邪で休演し、同下旬から都内の病院に入院。3月の東京・歌舞伎座開場の手打ち式には病院から駆けつけた。5月30日に退院したが、6月の博多座公演も体調不良を訴え休演が続いていた。

 しかし、今回の襲名披露のラストとなる南座公演は、11月末に京都入りし、同劇場で行われた舞台稽古を見学して、本番に備えてきた。5カ月ぶりとなった11月30日の初日舞台では、襲名のあいさつは猿之助が代読したが、その際、あいさつに合わせて声を出すなどして、会場から万雷の拍手を受けていた。

 その後も連日、舞台に出演し、今月5日には猿之助が「伯父さんの方が元気ですよ。僕の方が疲れてる」と話していた。9日には74歳の誕生日を迎えたが、前日の10日夕方になって猿翁サイドから南座に休演の連絡が入っていた。

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