キンコン梶原 失踪騒動の一部始終語る
お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(33)が14日未明に放送された読売テレビのトークライブ番組「祇園笑者」に出演。
過去の失踪騒動について、一部始終を語った。梶原はストレスから、2003年に2カ月半にわたり、仕事をドタキャンして消息不明になったことがある。
梶原は、失踪当時を振り返り、ケータイの電源も切り、「ずっと一人でカラオケ(ボックス)にこもっていた」ことを告白。3日間、家族を含め、周囲との連絡を一切絶っていたという。
NSCで同期だった梶原と西野亮廣は1999年にキングコングを結成。NSC在学中の2000年にNHK上方漫才コンテストの最優秀賞に輝くなど、早くから才能を高く評価され、注目を集めた。03年の失踪騒動当時は、テレビ・ラジオ合わせて9本のレギュラーがあったが、2カ月半にわたる梶原の失踪で、ラジオ1本だけとなった。
音信不通から3日。さすがに、親にだけは消息を連絡しようと、電源を入れた瞬間に電話がかかってきたのが、先輩芸人のFUJIWARA・藤本敏史だった。予想外の電話に焦ってしまい、ケータイに出てしまったところ、「おい、梶!何してんねん!何回(電話)かけた思てんねん!心配やろが!」と怒鳴られた。
このまま消息を絶ったままでいようと思っていたが、藤本の電話で、復帰を意識し始め、周囲と連絡の取れない自分に代わり、母親が所属の吉本興業と連絡を取るようになったという。
それでも復帰を決意するまでには2カ月半かかった。相方の西野に「謝りに行ってええか」とメールし、自宅を訪れたところ、西野は上半身裸でキャップを斜めにかぶり、ギターを持っていたという。「すまん!申し訳なかった!殴ってもええぞ」と土下座すると、西野はギターをジャ~ンとかき鳴らし、「ええで」と返答。殴られることも怒鳴られることもなく、あっさり迎えてくれた。梶原は「こいつ和まそうとしてくれてんねや」と相方の優しさに感謝したという。
梶原は、「(今も)ネガティブですけど、もうああいう(精神的な)病にはかからない」と断言。現在は、「この人、(自分がかかった病に)かかりやすいな、とか見たら分かるんです」と話し、自らの体験を元に、話を聞いたりカウンセリングに近いこともできるようになった、と話していた。