倍賞千恵子 47年ぶり歌舞伎座出演
女優の倍賞千恵子(72)が26日、東京・歌舞伎座で行われた映画「小さいおうち」(来年1月25日公開)の試写会に出席した。
同所で映画イベントが行われるのは、06年の市川海老蔵(36)主演作「出口のない海」以来7年ぶりで、4月に新装開場してからは初めて。倍賞は66年に橋幸夫の公演に出演して以来47年ぶりに歌舞伎座の舞台を踏んだ。
主演の松たか子(36)、山田洋次監督(82)とともに花道から登場すると「SKD(松竹歌劇団)時代にここで勉強させてもらったり(橋の公演で)『下町の太陽』を歌ったりしました」と述懐。山田監督も「僕の作品が選ばれたことを、とても光栄に思っています」と感激の表情を浮かべていた。
また、松は93年の歌舞伎座「人情噺文七元結」で舞台デビューしており、20年ぶり2度目の登壇となった。父・松本幸四郎(71)や兄・市川染五郎(40)のホームでの主演作上映に、満面の笑みで観客に手を振っていた。