市川猿翁 南座顔見世興行千秋楽も休演
体調不良のため、今月10日から京都・南座公演「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」を休演していた歌舞伎俳優・市川猿翁(74)は、26日の同公演千秋楽も休演した。
夜の部の口上で、長男の市川中車(香川照之)が「猿翁はお休みさせていただいております」と述べた。
今年1月に体調を崩して入院した猿翁は、3月の東京・歌舞伎座開場の手打ち式に病院から駆けつけたが、退院後、「6月博多座大歌舞伎」も体調不良を訴え休演が続いていた。
今回の南座公演は、昨年6月にスタートした、二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車の襲名披露の最終興行とあって、猿翁は初日から口上に出演して役者魂をみせていたが、10日以降は休演。体調をみながら舞台復帰を目指していたが、南座は現在の状況などは「分かっていません」とした。