マルチクリエーター・高城剛氏（４９）と２６日に離婚が成立した女優・沢尻エリカ（２７）が２８日、東京・港区の所属事務所に姿を見せ、待ち構えた報道陣に「先日離婚の方を成立させていただきました。これから前向きに頑張っていきたい」と離婚成立を報告。再出発の決意を語った。離婚届は高城氏が２６日に都内の区役所に提出した。関係者によると、慰謝料はないという。

　来年の活動についてスタッフと打ち合わせをするため、所属事務所を訪れた沢尻は、心機一転の再出発の心境を表すように、ノーメークのすっぴん姿。長かった髪も肩まで短くなっていた。ようやく離婚が成立したことに安堵している様子で、「今まで多くの方々にご心配をおかけし、お騒がせし、すみませんでした。来年からは心機一転、精を出して頑張りたい」と騒動を謝罪し、再出発を誓った。

　「離婚する決意を固め、現在協議に入っております」と公表したのが２０１０年４月２７日。“離婚秒読み”かと思われたが、協議はなかなか進まず、離婚公表から３年８カ月での離婚成立となった。

　沢尻はこの日、３年半以上に及んだ泥沼の離婚騒動を振り返り「全てが私にとって試練でした」と話し、「これからの未来のことを考えて、前向きに頑張っていくので、よろしくお願いします」と頭を下げた。すっきりした表情で、記者とのやりとりでは、時折笑顔も浮かべた。

　二人は２００９年１月に電撃結婚したが、１０年４月に離婚に向けた話し合いを進めていることを公表。しかし、高城氏が離婚の条件などをめぐり、離婚に難色を示し、１１年３月には「エリカがもし（離婚騒動の）事実を公表しないのであれば、僕が実名を挙げ、エリカから聞いたすべてのことを公表します」と発言するなど、泥沼化していた。