大瀧詠一さんが急死、自宅で倒れる
伝説的ロックバンド・はっぴいえんどの元メンバーでシンガー・ソングライターの大瀧詠一(本名・大滝栄一)さんが、30日午後7時ごろ、東京都内の自宅で倒れ、病院に搬送されたが解離性動脈瘤のため死去したことが31日、分かった。65歳だった。
警視庁などによると、大瀧さんは倒れた当時は自宅で家族と過ごしていたが、食べていたリンゴをのどに詰まらせたという。救急搬送される際には、心肺停止状態だったという。
大瀧さんは、1948年岩手県生まれ。早稲田大学入学後の1970年、細野晴臣、松本隆とはっぴいえんどを結成し、アルバム「はっぴいえんど」でデビューした。当時、黎明期だった日本語によるロックの草分けとして、大きな影響を与えた。
72年にはソロアルバム「大瀧詠一」を発売。翌年、レコードレーベル「ナイアガラ」を設立。高い音楽性と都会的でユーモアあふれるセンスが支持を呼び、81年に発売した「A LONG VACATION」はミリオンヒットを記録した。
97年に発売した12年ぶりのシングル曲「幸せな結末」は、SMAPの木村拓哉が主演したドラマ「ラブジェネレーション」の主題歌として大ヒットした。