「ミヤネ屋」に対抗、MBSが刺客投入
大阪・毎日放送(MBS)は14日、午後の看板番組「ちちんぷいぷい」(月~金曜、午後2・55~5・50)の新キャスターとして、4月から、フリーアナウンサーの山本浩之(51)がキャスターに就任することを発表した。
また、放送時間帯を繰り上げ、読売テレビ(日本テレビ系)「情報ライブ ミヤネ屋」が優勢の平日午後2時帯にぶつけることも発表した。
「ちちん‐」は99年にスタートした情報番組。4月からは「ミヤネ屋」と同じ午後1時55分スタートに拡大する。さらに、4月からは制作スタッフに報道スタッフを加え、「特に午後2時台は、報道ニュースを強化していきたい」と、「ミヤネ屋」に対抗する方針を打ち出した。
新キャスターの山本は、かつて関西テレビ時代に出演番組内でカツラを脱ぎ捨てる衝撃告白をした関西きっての人気アナ。最近は全国ネットのバラエティー番組にも進出し、知名度を上げてきている。
フリーに転向する昨年までの7年間は、夕方のニュース番組のアンカーを務め、フリー転向後の昨年6月からは読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の進行役を務めるなど、ニュースもバラエティーもこなせる実力派。大阪・朝日放送出身で、「ミヤネ屋」の司会を務める宮根誠司(50)とは同年代で、古くからライバル関係にあった。
関西の平日午後2時帯には、昨秋から関西テレビの情報番組「ハピくるっ!」(月~金曜、2・00~2・55)が放送開始時間を早めて、“関西情報番組戦争”に参戦。レギュラーの鈴木紗理奈が自身の離婚を、小原正子が自身の熱愛に関して、生放送で説明するなどイケイケの内容となっている。
前週、1月6日からの平日5日間の視聴率は「ミヤネ屋」が平均10・4%、「ハピくるっ!」が4・2%。「ちちんぷいぷい」は8・4%の数字となっている。