樹木希林 がん治療終了を宣言
女優の樹木希林(71)が16日、都内で行われた「第37回 日本アカデミー賞」優秀賞発表会見に、同賞授賞式(3月7日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪)でともに司会を務める西田敏行と出席し、公表していたがんの治療が終了したことを明かした。
誕生日だった15日に、通院している九州の病院で治療を受け「これ(会見)に合わせて帰ってきたんですけど、今回は終了」と、ひとまず治療が終わったことを告白。続けて「(医師からは)『がんというものは、消えたように見えても分からない。何年か出なかったら(再発しなかったら)治ったかな』ということを言われました。常に(がんを)持っている人間といいますか」と説明した。
普段の生活に問題はなく、「生活の質は変わらない」という樹木。西田も「みじんも感じません。元気だな、と」などと太鼓判を押していた。
同賞授賞式では、前年の主演女優賞受賞者が司会を務めるのが決まり。樹木は昨年の受賞スピーチで「冗談じゃなく、全身がんなので、来年の仕事(司会)は約束できないんですよ」と冗談交じりに衝撃発言していた。04年に乳がんを患い、05年に除去手術を受けたが、再発し、全身に転移したという。