「海猿」原作者 フジ絶縁騒動は触れず
俳優・伊藤英明(38)が主演し大ヒットを記録した映画シリーズ「海猿」の原作者で、漫画家の佐藤秀峰氏(40)が23日、都内で、SANKYOのパチンコ新機種「フィーバー 海猿」の発表会に登場した。
佐藤氏は2012年10月にツイッターで、映画4作とドラマの制作に携わったフジテレビに対し、「信頼に値しない企業であると判断した」として絶縁を宣言。フジテレビ制作による続編の可能性を完全否定したが、この日のステージでは、騒動に触れることはなかった。
代表作である「海猿」の、今後の実写化は不透明な状況だが、パチンコ化は大歓迎。監修を担当しており、「とってもうれしいです。アニメーションが素晴らしく、自分の描いた絵がこんな風に動くとは、想像もつかなかった」と誇らしげだった。
海猿はこれまで4度映画化され、2012年に公開された最新作「BRAVE HEARTS 海猿」は興行収入70億円を超える大ヒットとなった。
【佐藤氏のフジ絶縁宣言の経過】
▼2012年8月 佐藤氏の原作「ブラックジャックによろしく」に関して、フジテレビからアポなしで突撃取材され、ツイッターなどで苦言を呈する
▼2012年10月 フジテレビから書面で突撃取材の経緯の説明を受けたことをツイッターで明かすと同時に「お会いして謝罪したいとも言われてるが、会いたくねーよ」とバッサリ。「フジテレビさんは信頼に値しない企業と判断したため、今後は一切新規のお取り引きはしないことにしました。なので、例えば映画『海猿』の続編などは絶対にありません」と絶縁宣言した。
▼2013年2月 佐藤氏が再びツイッターで「フジテレビとは二度と仕事をしません」と絶縁宣言。