「銀熊賞」受賞の黒木華、がい旋会見

 15日に閉幕した「第64回ベルリン国際映画祭」で最優秀女優賞「銀熊賞」を日本人最年少で受賞した女優・黒木華(23)が17日、現地から帰国し、成田空港で会見。“かっぽう着女子”の快進撃を喜んだ。

 トロフィーの重みで受賞を実感したという黒木は「母と父に電話したら喜んでくれていた。(女優の)スタートのきっかけになった野田(秀樹)さんからもコメントを頂いてうれしかった」と周囲の祝福に感謝。対象作「小さいおうち」の山田洋次監督(82)からは「僕は、自分の作品に出ている役者さんが受賞して喜んでいるのが一番うれしい」と声をかけられたそうで「監督が喜んでくれたのがうれしいです」と幸せをかみ締めた。

 昭和初期を描いた同作では、着物にかっぽう着で女中さんを演じた。「STAP細胞」を発表した小保方晴子さん(30)、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の杏(27)など、かっぽう着姿の女性が注目を集めていることについて問われると「ラッキーアイテムなのかな?」と笑顔。撮影で着用したものを私生活でも愛用しているといい「おなかが冷えないし服も汚れない。すごく便利です。みんな使えばいいのになって思います」と普及を願っていた。

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